2013年10月19日

FXの約定遅延で証券会社に賠償命令!

FX投資、特にスキャルピングやデイトレをやる場合に「約定力」「スリッページ」などはFX業者選びの大きなポイントのひとつです。注文が約定しなければ儲けるも何もないし、想定と大きくずれた為替レートでの約定はそのトレードの失敗の原因となります。

今回、約定遅延によって被った損害について賠償が求められていた訴訟の判決で、FX業者(ネット証券)に賠償命令が出されたとのこと。

戸田久裁判長は「ロスカットまでに一定のタイムラグが生じることは契約上想定されているが、10秒を超えれば合理的範囲内とはいえない」と指摘。タイムラグを抑えるシステムを整備する義務に違反したとして、証券会社側に債務不履行があったと結論付けた。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1604U_W3A011C1CR8000/

原告の茨城県の男性は、注文した為替レートに市場のレートが達してから、実際のロスカット(損切り)が約定するまでに約18秒経過したと主張していたそうです。その約18秒のあいだに為替が動いてしまい、損失が生じたという趣旨です。

損害賠償として求められた金額1400万円のところ、東京地裁が命じた支払額は200万円。原告が求めた金額が実際の損失額と同程度なのか、何を根拠に算出したのかということはわかりません。しかし、支払いが命じられたことはFX業界にとって大きな影響を及ぼすと思います。

いままでFX業者は約定力やスリッページのなさを宣伝の材料に使っていましたが、これからは宣伝文句としてだけでなく、実際にそれが実行されているのかということも今まで以上に問われることになるかもしれません。

FX業者にとっては厳しい判決、トレーダーにとっては嬉しい判決です。もしかしたら今回の訴訟以外にも、同じような訴訟が出てくるかもしれません。もちろん、こういう事態はなるべく起きないのが望ましいということは言うまでもありません。
posted by クサナギ at 00:07 | FXのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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