2013年08月28日

FXのリスク

投資にはリスクがつき物ですが、FXにも当然リスクがあります。リスクというのはイヤなものですが、実はリスクがあるからこそリターンもあるわけなので、そのリスクとの付き合い方が重要なのです。ここでは、おもなリスクを説明します。

■ 為替変動リスク

為替の変動(値動き)によるリスクです。FXでは、自分が想定したのと別の方向に為替が動いたときに損失が発生します。レバレッジ(資金以上のお金を運用すること)を数倍、数十倍というように大きくしていると、さらにリスクは大きくなります。

証拠金(資金)と相談しながら、適切なレバレッジの設定が必要です。

■ 金利変動リスク

金利変動によるリスクです。FXにはスワップ金利といって、金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買う(高金利の通貨ペアの買いをする)と、その金利差によって保有する日ごとに利益がでます。

しかし、金利差は各国の政策金利の変動によって変わるので、スワップ金利の金額も変動します。また、金利の高い通貨を売って低い通貨を買うと、逆にスワップ金利を支払う必要がありますが、これも金利変動によって支払が大きくなるというリスクがあります。

スワップ金利もレバレッジによって数倍、数十倍とすることが可能ですが、為替変動リスクと同じく適切なレバレッジの設定が必要です。

■ システムリスク

自分のインターネット接続環境や、FX業者のサーバ環境にもリスクはあります。証拠金を割り込むような為替変動が起きたとき、自分のネット環境しだいでは素早くトレードができない場合があります。

また、FX業者には証拠金以上の損失がなるべくでないように、自動的に損失を限定する「ロスカット」という機能が備わっていますが、相場の急変やトラブルなどによりロスカットがうまく働かない場合もあります。

システムへの過信は禁物です。

■ カントリーリスク

保有している通貨のリスクもあります。その国の政治・経済・社会環境の変化によって損失がでることがあります。一般的には、先進国よりも新興国などでカントリーリスクが高いと言われています。

これらのリスクのほかに、FX業者で信託保全がきちんと行われているか?ということも確認する必要があります。信託保全とは、FX業者が自己の財産と顧客の証拠金とを区分して管理し、FX業者に万が一のことがあっても資金が戻ってくる仕組みのことです。

信託保全は義務付けられているので基本的には安心ですが、自分が口座開設するFX業者がどこの信託銀行等と信託契約をしているのかなど、最初に把握しておくことは大事だと思います。

FXにはこのように多くのリスクがありますが、利益はリスクがあるからこそ生まれるものです。リスクと上手く付き合って、負けない投資、大損しない投資で市場に生き残り続けましょう。
posted by クサナギ at 22:37 | FXの基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年08月27日

FXのスワップ金利とは?

FXには2つの儲かる仕組みがあります。ひとつは「為替差益」、もうひとつは「スワップ金利」です。為替差益についてはこちらで説明しています。ここではふたつ目のスワップ金利について説明します。

スワップ金利(スワップポイント)とは、2つの通貨間の金利差のことです。たとえば、豪ドルの金利が3%で日本の金利が0.5%の場合、金利差は2.5%です。このとき「豪ドル/円を買う」という取引をすると、この金利差である2.5%のスワップ金利を得ることができます(年間2.5%なので、1年間金利差が変わらなかった場合という前提付き)。

このように説明しても意味が伝わりにくいと思いますが、とりあえず最初のうちは「金利の高い国の通貨を買えばスワップ金利がもらえるんだ」くらいの覚え方で大丈夫です。ちなみにスワップは「交換」という意味ですが、覚えなくても問題ありません。

スワップ金利は自分で金利差を計算しなくても、各FX業者で通貨ペアごとのレートを公表しています。たとえば豪ドル/円のスワップ金利が100円という表示があれば、1万通貨を1日保有すれば100円の利益がでるということです。この場合、単純に1年間365日持っていれば36,500円の利益です。

レバレッジ1倍で運用する場合、金利差がそのまま年利になりますが、レバレッジをかければそれだけ投資利回りは高くなります。ただし、スワップ金利には注意点もあります。

それは、金利差がマイナスの通貨を買うと、スワップ金利を受け取るのではなく「支払う必要がでてくる」ということです。上記の場合「豪ドル/円を売る」(豪ドルを売って円を買う)という取引をすると、1日100円程度を支払うことになります(実際にはスワップ金利は受取と支払とではレートがズレます)。

このように注意すべき点もありますが、スワップ金利はFXの大きな魅力のひとつです。FX業者によって提示レートが違うので、より多くの利益を得るために、手数料と同じようにFX業者間の比較が大事です。

ちなみに、高金利の通貨を「高金利通貨」、為替差益よりもスワップ金利で儲けることを重視する投資家タイプを「スワップ派」などと呼んだりします。
posted by クサナギ at 23:37 | FXの基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FXの為替差益とは?

FXではどういうときに儲かるのでしょうか?FXには2つの儲かる仕組みがあります。ひとつは「為替差益」、もうひとつは「スワップ金利」です。ここではひとつ目の為替差益について説明します。

為替差益とは、為替を買ったときと売ったときの差額(利益)のことです。たとえば、1ドル100円のときに買い、110円のときに売れば10円の利益です。このとき仮に1万通貨(1万ドル)の取引をしているなら、10万円の為替差益を受け取るということになります。

買いと売りの順番は特に関係ありません。ふつうは安く買って高く売ることで儲けますが、高く売って安く買う(買い戻す)ことでも儲けることができます。ピンとこないかもしれませんが、FXでは買う前に、先に売ることもできるのです。

FXでは「通貨ペア」といって「米ドル/円」のようにふたつの通貨を組み合わせたかたちでトレードします。米ドルを買いたい場合は「米ドル/円を買う」という取引をします。つまり円を売って米ドルを買うということになりますが、最初のうちは通貨ペアの先(前)にある方を買ったり売ったりする、という覚え方で良いと思います。

米ドル/円を買う、というのは米ドルを買うこと。
その後、米ドルが上昇すれば儲かります。

米ドル/円を売る、というのは米ドルを売ること。
その後、米ドルが下落すれば儲かります。

先に売るというと不思議な感覚になるかもしれませんが、FXを始める段階では、とにかく買うよりも先に売ることができるんだと覚えれば大丈夫です。ぼくも最初はよくわからず、とりあえずそうなんだと思うことにしました。

ちなみに説明不要かもしれませんが、米ドル/円のレートが上がる(1ドル100円から110円、120円という風になる)と思えば米ドル/円の買いから入り、米ドル/円のレートが下がると思えば売りから入ります。

FXでは、安く買って高く売るか、高く売って安く買うことで為替差益を得ることができます。
posted by クサナギ at 21:28 | FXの基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年08月24日

FXの通貨ペアとは?「ドル/円」って?

FX(外国為替証拠金取引)で取引される通貨は何十種類もありますが、これらは「ドルを買う」「円を売る」という単体の取引ではなく、必ず「円を売ってドルを買う」というように通貨の組み合わせで取引をおこないます。これを「通貨ペア」といいます。

外国為替はつねに相対的なものなので、たとえば「円安」だけではどの通貨に対して円が安いのかわかりません。「円安ドル高」ではじめて意味がわかります。実際のFX取引でも同じで、「ユーロ/円を買う」と言えば「ユーロを買って円を売る」ということを意味します。

ちなみに、FXでは通貨ペアを英語で表現するのが基本です。日本語の場合もありますが、国際標準の表記はトレードするにあたり覚える必要があるので、ヒマなときにさらっと覚えてしまうことをオススメします。実際にやっているうちに簡単に覚えられますが、念のため。

日本円 → JPY
米ドル → USD
ユーロ → EUR
英ポンド → GBP
豪ドル → AUD
NZドル → NZD
スイスフラン → CHF
香港ドル → HKD
カナダドル → CAD
南アフリカランド → ZAR
シンガポールドル → SGD
人民元 → CNY
ハンガリーフォリント → HUF
韓国ウォン → KRW
メキシコペソ → MXN

米ドル/円なら「USD/JPY」、豪ドル/円なら「AUD/JPY」、ユーロ/ドルなら「EUR/USD」と表記します。ちなみにグローバル市場で最も取引高(シェア)の高い通貨ペアはEUR/USDです。2010年のデータで20%台後半、2位がUSD/JPYで15%弱だったと思います。

このようにFXの通貨ペアはたくさんありますが、取引する通貨ペアは2〜3つに抑えた方が良いと考えています。値動きのクセがそれぞれ違うので、絞らないとその通貨ペアの特徴やニュースに対する影響度などについて把握できないからです。

FXではレバレッジだけでなく、取引する通貨も抑えることが大事です。
posted by クサナギ at 14:21 | FXの基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年08月20日

FXの注文方法「IFD」「OCO」「IFO」

FXの注文方法の基本として「成行」「指値」「逆指値」を説明しましたが、ここではもう少し高度で便利な「IFD注文」「OCO注文」「IFO注文」について説明します。使いこなせると少し格好いい方法です。

■ IFD(イフダン)注文

IFD(イフダン)注文は、2つの注文を同時にだして、ひとつめの注文が約定したらふたつめの注文が自動的に発注される、という方法です。買いと売りを一度に指定して「いくらで買えたら、今度はいくらで売る」というように、新規ポジション建てから決済までをひとまとめにしたものです。

たとえば為替レートが100円のときに「101円に上げたら買い、もし99円に下げたら売る」といった指定ができます。指値と逆指値を、新規建て時にも決済時にもどちらのタイミングにも使えるので、損失限定(ロスカット)注文をあらかじめ出しておきたいときに便利です。

■ OCO(オーシーオー)注文

OCO(オーシーオー)注文は、指値と逆指値を同時にだすという方法です。たとえば為替レート100円で買っている(ポジションを建てている)状態のときに、「101円に上げたら売り、もしくは99円に下げたら売り」という指定ができます。

利益確定も損失限定もいっぺんにできるのでとても便利です。

■ IFO(アイエフオー)注文

上記2つ「IFD」「OCO」を組み合わせた方法です。つまり、新規ポジション建て・利益確定・損失限定がひとつの注文でできます。たとえば為替レート100円のときに「99円に下げたら買い、それが約定したら101円で売り、もしくは97円で売り」というように指定できます。

これらの注文方法を駆使すれば、日中相場を見ることができなくても、トレードの最初から最後までを自動的におこなうことができます。きちんと覚えて、FXトレードの幅をひろげましょう。
posted by クサナギ at 21:35 | FXの基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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